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大好きな、北欧スウェーデンの布に魅せられ、気の向くままに手作りしています。そんな生活を、初代相棒の気弱なヨーキーのビッキー、2代目相棒ヨーキーのティノとともに、綴っています。

バッグ教室日記その3

バッグ教室の内容の続き、トートバッグ作成中についてです。

ここからが2日目の6時間の作業。

まず、持ち手の縫製。
ヘリ漉きをした持ち手の革4枚にゴム糊をつけ、中心に芯を包んで接着します。
芯への糊づけには、手を入れたビニール袋に糊をのせ、芯を手で包むようにして引き抜くと簡単につけることができます。糊つけ機なんて無い家での作業に使えるアイディアです。

芯を包んで貼り合わせった2枚ずつの持ち手の革を合わせて、端から2mmのところをミシンで縫い合わせます。

「いろいろ使ってみたらいいわね」との先生のお言葉。
試し縫いを2種類の職業用のミシンで行ったあと、今回は、JUKIの職業用のミシンを使わせていただきました。
糸は… さわやかに、白っぽいベージュを選択しました。

う、緊張します。
いつも、布バッグの作成のネックになってきたミシン縫いです。
ちょっと踏むとスピードが出るから気をつけてとのこと。

最初は恐る恐る… あ、すごく安定してる。
馬力があると、少々の力がかかっても曲がりません。
ある程度スピードを上げても大丈夫。いや、スピードがある方が安定するかもしれない。
直線縫い、いい感じで縫えます。

家庭用ミシンは、パワーもないし押さえもゆるいので、少し力を加えるだけで曲がってしまい、真っ直ぐに縫うのがかえって大変だったということが分かりました。

できました~。
緊張のあまり、縫い終わった時には喉がカラカラ。

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…道具の威力って、すごいですね。
縫い目のアップがはじめて見せられます。

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次は、ポケット。
ポケットのヘリにゴム糊をつけて折り、みつけ(見返しのこと)も同様に折り、合わせて口の部分にステッチをかけます。この時けみつけ部分を1mmほど出し、目立たせます。
そして、2mmの両面テープで本体に貼りつけ、端から3mmのところを縫います。
ミシン、楽しい!!

…とその時、下糸が無くなって数センチをカラ縫いしてしまったことに気がついてパニック。
「先生、大変ですっ」と私。
「3目くらい重ねて縫い直せばいいでしょ」と先生。
ほっ、目立たずきれいに行くもんですね。

底を縫い合わせます。
縫い代を倒してゴム糊で貼り、上からミシンで抑えます。

それから脇の縫い合わせ。
両脇を縫ったら、底の脇を縫います。縫い代は接着せず、底の縫い代と反対側に倒して合わせます。
こうすることで、きれいに縫い目が合います。

底の補強。
ここで革を表に返し、底のサイズを測って底板の厚紙?を切り抜きます。
底板に底鋲用の穴をあけた後、サイビノール(木工用ボンドみたいな糊)でべったり貼り付けます。
開けた穴を頼りに、スクリューポンチで革にも穴をあけます。
穴あけと木槌を使うと、カバンの底などはとてもやり難かったのに、スクリューポンチって、すごく便利!

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底鋲打ちはお馴染みの作業だけれど、これもしっかりした金属土台を使うことで、確実で効率よくできることが分かりました。

口部分の補強。
底板と同じ幅で5cmの同じ紙を2枚切り抜き、この3方にサイビノールをつけて口の部分に貼ります。
その前に、紙の中央にしるし。カバン本体の中心のしるしを少し切り込みをいれてきちんとつけ、合わせます。
口のヘリ部分と貼りつけた紙の1cmにゴム糊をつけて折り返します。

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脇のの縫い代は、2mmを残して斜めに切り落とし、ヘリが縫い代をまたぐように折りって接着します。
切り落として細くした縫い代の部分を、金づちでたたいて薄くします。
「敵みたいに強くたたかないで、やさしくね」と先生。あ、そうかそうか、もう少しでゴンゴンしてしまうところでした。

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こういうのって、革独特の処理ですよね。
すごく新鮮です。

こうやって、表の袋が完成。
相当大ぶりです。いっぱい入るバッグになります。
嬉しい!!

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裏の布と見つけを縫い合わせ。
革なので上にのせて縫うだけなんですね。

内ポケット。
芯を包むようにしてサイビノールで糊づけして作ったものを縫いつけていきます。
内ポケット自身は縫っていないので堅く重なる部分がないし、縫いつけることで断ち切りの部分もない。賢いポケットです。今回は、小さいポケットを重ねてみました。

0219バッグ3

今度はマチのあるものを作ってみようっと。

…これが2日目の6時間の作業です。

もう少しでトートバッグが完成です。
次の教室が待遠しいなぁ。

そして、次は何を作ろうかしら。

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