やぶれかぶれ
昨日のバッグ教室でのできごとです。
長ーくかかった仕事用カバンの製作を先週で終え、次の製作にかかります。
何を作ろうか悩んでいたのですが、箸休め(?)に夫のipadカバーを作ることにしました。
実は、だいたいの製図も済ませて一人で作る準備をしていたのです。
夫の好きな色、深みのあるグリーンの革を見つけ、一目ぼれして分けていただいたのですが…ちょっと厚みがあり過ぎました。
だから、広範囲に革漉きが必要なんです。
それに芯材の選択など、いろいろと不安なところがあるので、やっぱり教えていただくことにしたのです。
革漉き機、まだまだ苦手です。
斜め漉きやヘリ漉きならばある程度大丈夫になったのですが、広範囲なベタ漉きは…
恐怖です。
今回は、そのベタ漉きを全面に施さなければなりません。
山ほど練習するために、持って行った端革とは呼べないくらいの大きさの革をしっかり漉いて確認。
いい感じです。
さて、本番!
小さいものから漉いていき…
分厚い革が、こんな風になりました。
次に大物。
ipadの周りをブックカバーのように囲む上質の1枚革のカバー!
その1枚革を漉きます。
…ん? えっ?
…もうちょっとで漉き終わるところで、な、なんでひっかったの?
え、えいっ…。 …やってしまいました。
それまでなんとか上手くできていたはずなのに、大穴を開けてしまいました。
仕方がない、せっかくの一枚革構想は、あえなく軌道修正。
練習に使用した革を使用して、半分ずつとし、真ん中につなぎの革を挟むことにしました。
何だか、辞書みたいな感じ。
あらま、これもちょっとカッコイイかも!
…と、無理やり思いこもうとしています。
本当は未練たらたらなんですけれど…。
そして、まだある難関!
ipadをはさむフレームのような部分。
想像しても、これを漉くなんてできるんだろうかと思っていたパーツです。
…ん? い、以外にいい感じかも。
…ひ、ひぇー!!
やっぱりやってしまいました。
あー、もう、これ以上余分な革は持ってきていませんでした。
この部分は、来週もう一度やるしかなさそうです。
もしもしくじったら、四隅で剥いでフレームを作るつもりです。
もう、破れかぶれです。
残りの革で、思いっきり練習。
そうしたら私、根本的に革漉き機の抑え金のような部分を全く使わずに(知らずに)今までやって来ていたことをハケーン!
あ~ぁ、今まで、何をやっていたんでしょう!
それから、芯をカットして終わりました。
ふう、不完全燃焼!フラストレーションがたまってしまった!!
…あ、ビッキー?
…私、頑張るからね!
じ、次回を見ておれ! …とリベンジを誓う私でした。
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