生みの苦しみ
もうすぐ …来週の火曜日から ふたり展が始まります。
少しずつ会場の準備をしながら、まだまだあがいております。
私もなかなかあきらめませんが、相棒さんも さる者…。
前回、相棒さんの織った布を使って私の作ったバッグをコラボ作品として展示したのですが、今回も何かやろうということになりました。
少し粗目に折られた素敵なボーダーの布。
少し透け感のある部分に、芯が見えるのはちょっとまずいと悩むと、裏にオレンジの布をはり、透けさせるのはどうかしらとの提案。
フム、新しい試み! ちょっとおもしろそうです。
やってみようじゃないの!!
でも、組み合わせる革で、またもつまづくことに…。
最初にイメージしていたのは、今回よく使用している柔らかめのキャメルの革か、今回登場の確立が非常に高い、無染のヌメ革かどちらかならば、無条件に会うはずだと思っていたんです。
でも、合わせてみると、なんだか違う…。
結局、ふたりの手持ちの革を総動員して頭を抱えることになりました。
明かりの下だったので、写りがいまいちですが…
最初の候補がこれ。
決して悪くはないのですが、少し浮いてしまう気がします。
じゃあ、と出してきた黒に近い茶。
ぴったりだけど、秋冬物の感じになります。
もう少しグレーががったこげ茶の革を合わせたところ、とても良かったのですが、これも秋冬系かな、ということで没に。
とっておきの茶のカーフ。
ものすごくぴったりだけど、なんだかおもしろくない。
濃いめのベージュ。
これも面白みに欠ける。
奥の手のゴールド。
あれ?少し実物と違う色合いに。
…こっちの方が、実物に近い色かな。
…あらま、おされでないのぉ ?!
悩んだ挙句、やっと決まりました。
…ここまでに何日も使ってしまった。
さて、どんなスタイルにしようから。
ちょっと大きめのリングを合わせてみようかと。
ん? このボーダー、横もいいけど縦も素敵。
…さぁて…。
この作業、悩ましいけど楽しい時間なんですよね。
でも、今回は別。
さっさと決めなさいよぉ。 もう時間がないんだから…。
…と、心の中で私を責める声が聞こえます。
…とほほ。
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