新しい発見
使う方を特定しないで自由に作品を作る時と、ご依頼を受けてバッグを作る時の一番大きな違いは…
私の場合、必要以上に迷うんだなーと感じます。
使用する布やスタイル、合わせる革の色目などの大まかなとことは調整が済んでいるのですが…
いつも同じ革が手に入るわけではなく、その色や質感も違ってきます。取り寄せた革がイメージと全く違うこともあったりします。そうすると、何を気に入っていただけるのかと、考えすぎてしまいます。
作り時間よりも、悩んでいる時間が長い!
以前、いくつかのパターンを用意してどちらがいいでしょうか?
とうかがった時に「あなたにすべてお任せしているんだから」と言っていただいたことがありました。
…このことがどんなに大事なことか、今頃わかってきた気がします。
考えてみれば、いくつかの候補を提示した時にも、実は自分では「これ」というのが決まっている場合がほとんどです。そうであれば、悩んでいる時間はもったいない!
本当に気にっていただきたいと思うのならば、しっかりと自信のあるものを作るべきだと。
今回、自分の思いを込めた作品を作る機会がありました。
何の迷いもなくもの作るのは久しぶりな気がしました。
こういうもの作り方をしたら、今までの迷いが無駄なことに思えてきました。
自分の判断を信じて、胸を張って提供できるようになりたいと思います。
ちょっとだけ紹介します。
タックをとるのがマイブームです。
底から。小さめのバッグなので、底鋲はやめました。
口と内袋。
革をコンビで使うのも、マイブームなんです。
パープルのカーフの革は大好きな色。でも折り曲げたところが白っぽくなる革なので、全面に使うのは控えたい。グリーンの革はもう少しカーキっぽくて渋めの色調です。この組み合わせはとても気に入っています。
制作はどんどん進んでいますよー!
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